小売りからネット販売にシフト

これまで卸から仕入れた商品を仲介して小売り先に納品するというビジネスモデルでの経営方針を取っていました。しかし年々、取引先からの要望も厳しくなってきて、利益も出しにくくなってきました。立場は違えど取引先との関係が円滑で信頼に足るものだというのはもはや幻想になっていました。そこで仕入れた商品を小売り業者に販売を任せるのではなく、自社でネット販売をすることで、売り上げを自らコントロールできるようにと模索を続けました。

当初は自社のショッピングサイトを構築したのですが、反響があまりにもわずかで維持する方が面倒なくらいでした。そこでアマゾンのマーケットプレイスに仕入れた商品を出品するようになると、次第に反響が出るようになりました。商品に対する質問やクレームにも速やかに返答をしてすぐに商品がお客のもとに届くようにしたので、次第に売り上げに貢献してくれています。ただ直接ネット販売をするようになったことで、小売りでこれまで付き合いのある業者との関係は改善できないままになってしまっています。